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久しぶりの作品紹介です。
【IZAYOI-NO-TSUKI(十六夜の月)】

邦楽器と西洋楽器を織り交ぜたダイナミックな作品です。

日本の伝統芸能はなかなか触れる機会がなかったのですが数年前に能を見たことがありました。
言葉はさっぱり分からずでしたが、表情や体の動きや声色など感覚的に伝わってくるものがありとても楽しめた事を覚えています。
今は邦楽の仕組みが分からず雰囲気でしか作品制作出来ないのでいつか邦楽器を何か一つでもやってみたいと思っています。(篠笛は音も吹いている姿もかっこいいので憧れています笑)

旧作からの作品紹介です。

【birth of life(生命の誕生)】

ピアノだけで構成された現代音楽的なミニマル作品です。
延々と16分音符の繰り返すフレーズを次々と登場させる手法はリスペクトしている現代音楽家スティーブ・ライヒから学んだ手法の1つです。

フレーズが積み重なって行く為、何台ものピアノを使用しないといけないのでこちらもライブでは中々再現が難しい曲ですね。

曲を追うごとにスピード感、ダイナミック感、グルーヴ感がどんどん生まれて行くのですがこのような曲を作る時に気をつけないと行けない点は「音と音がぶつからない事」です。
専門的な話ですがどんなにフレーズが重なっても音が一瞬でもぶつかってしまえばその箇所が和音として濁ってしまい不快な感じになってしまいます。(どんなアンサンブルでも同じですが。。。)
そのため、どのフレーズも「ある音」を弾かない様に作られています。これによってどのフレーズが組み合わさっても美しく響く様に作られています。
制約がある中での自由の追求という感じでしょうか。

他にもこのような曲を制作していますので、またこちらでも書いてみたいと思います。

Blog第1段は作品のご紹介です。
イメージや用途などは楽曲詳細ページで記載していますのでこちらでは制作の意図や楽器、奏法など
クリエイターならではの記事を書いて行きたいと思います。

先ずは先日5月1日にリリースした
【guitar collage(ギターコラージュ)】

全体のモチーフはFunkのカッティングギターですが全ての音をギターの音のみで構成しているのが、この作品のオモシロポイントです。
ハーモニクス、スラップ、ハンマリング、プリングなど従来の奏法に加えて、ギターの本体をゴンゴン叩いたり弦をゴシゴシこすったりと、色々とやっています。(笑)
ギターのカッティングというよりはドラム、ベース、ギターのバンドアンサンブルをギターのみで作ったと解釈した方が正しいかも知れません。

通常Funkバンドのカッティングギターはストラトキャスターやテレキャスター、ギブソンなどエレクトリックギターがほとんどですがこの作品ではアコースティックギターを使用しています。
叩いたりこすったりという事がしたかった、というのもありますがアコースティックギターの音色にする事で実際のFunkより土臭さがなくなって垢抜けた?感じにしたかったのです。

さらに1つ1つ録音した音をカットアップしてリズムを構成している事でエレクトロニカやブレイクビーツの要素が加わり現代的でおしゃれな感じになるようにしています。
実際この曲を1人で演奏するのは至難の業というより無理だと思います。。。(笑)

真面目に書いてしまいましたがちょっと固い文章になってしまったかもです。。。
引き続き、次回以降もどうぞ見てやって下さいね。