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ピアノ録音

新しいマイクAKG C414 XLⅡ Stereo Pairを導入しました!
先日マイクの試し録りを兼ねて新曲を録音。
とても素晴らしい質感の音が録れて満足です。
今後、より良い作品を制作する為の第一歩を踏み出した感じでワクワクしています。
piano

いよいよ

2017年8月1日、ようやく本OPEN致しました!!
ここまでサイトの改良をしたり、作品をひたすら作り続けてきましたがとりあえずは一段落という感じです。
今後も定期的に少しづつ作品を発表していきますので、是非ともチェックお願い致します。
さてこれから僕は新たなプロジェクトに取り掛かります。
こちらも自分にとって『いよいよ』といった感じでワクワク、ドキドキな感じです。
良いご報告が出来るように頑張って行きたいと思います。

BGM

日々制作する中で目標にしている事は良曲を制作する事とは別に、聞いた時に感じる「イメージ」を意識しています。主となるコンテンツ(映像、舞台、イベント)に溶け込み具体的にどのようなシーン、映像でフィットするのかを考えながら、感じながら制作しています。

普段から多くの方が映画やドラマなどでBGMとしての音楽を耳にしていると思います。
主となる映像をどのように音楽がサポートしているかを注意して見て頂くと面白いと思うのですが、影でサポートしている音楽が実はシーンの大きな流れを支配している事が多いのです。
役者の表情だったり、セリフの言い方だったり、シチュエーションだったりと目に飛び込んでくる情報は膨大ですが、その中で音楽やSEなどの効果は絶大です。
音だけでシーンの感情表現の大半を占めているのではないかと感じる事もあるくらいです。

それもそのはず。
音による人間のコミュニケーションは言語より古く、言語でのコミュニケーション以前は様々な「音」の表情、表現で情報の受け渡しをしていた事を多くの研究者が発表しています。
また生物や植物においても敏感に「音」を感じ、警戒したり仲間同士の合図をしたり、その情報量は膨大です。
「音」が発する何かを敏感に感じ取るDNAが生物である人間に深く備わっている事を思うと前述したBGMが持つイメージの重要性は理解出来ると思います。

それだけにごまかしが効かないもの。
映像やシーンに対して「なんか違うなあ」と思われてしまえばそれまでなんです。
たとえ近くても違うものは違う。
はっきりと答えが出てしまう。
それだけに良い曲である事とは全く別ものとして「イメージ」がある音楽の制作が重要なんです。
また「イメージ」がある音は逆に主となる映像などのコンテンツの魅力を引き出します。
豊かに、繊細に、ダイナミックに。

そんな「音」を作る事を日々心がけてます。
そういえば最近作品紹介記事書いてないなあ。。。

ほっこり

日頃は音楽制作だけでなく、作曲・編曲/DTM/ベースのレッスンを自宅スタジオや近郊のスクールなどで行っています。

先日、レッスン帰りの出来事。
ベースを持ってバスに乗り込み、座席に座ってスマホをチラチラと見ていたところ、見ず知らずのおばあさん(70歳前後だったと思います。)がベースをトントンと指で叩くなり『兄ちゃんこれなんや?』と話しかけて来られました。
ちょっとビックリ。
ふと顔を上げておばあさんの顔を見るとものすごく興味津々な感じだったのでこれは楽しそうだと思いすかさず『これベースギターっていうんです』と言った途端、、、
また違うおばあさんが『へえ、そんなギターがあるんかいな。どんな音するのん?』と3人で会話し出すという意外な展開に。
こういうのはワクワクする方なので話し始めるとドンドンと盛り上がって行き、音楽の話やそれぞれのおばあさんの身の上話など、とっても良い時間を過ごす事が出来ました。
すると一人のおばあさんがカバンからスっとビニール袋を取り出し『これ持って帰り。ウチ和菓子屋やねん。』と言われ紙袋に包んだ和菓子を手渡されました。
当然、頂ける物とは思えずお断りしようとすると、おばあさんは『エエねん、エエねん。楽しい時間やったわ~』と言われました。その時の笑顔が優しい事、優しい事。
ありがたく頂戴してしまいました。

頂いたのはしっとりとしたあんこの入った懐かしいお饅頭。
何だろうか、この穏やかな気持ちは。。。

紙包には『御菓子司 清風』

また行きたいと思います。

クロマチック・カリンバ その②

先日書いたクロマチックカリンバの続き
先日の記事はこちら

新作ではクロマチックカリンバを多く使っていますが中でも面白い作品をご紹介したいと思います。

ant’s march(蟻の行進)
この作品はカリンバのみで構成されたミニマル音楽です。
少しづつ音が増えて行き、気がつけば膨大な音の渦に包まれてカオスと秩序を表現した作品です。
この作品において通常のカリンバでは無し得なかった事は2点あります。
・1つは下から上まで音程差が約3オクターブをある事(ものによりますが通常のカリンバは1オクターブから1オクターブ半)。
・ダイアトニックスケール外の音を使っている事(通常のカリンバはキーが限定されています。)
3オクターブある事と12キー全てのキーで演奏が可能なので複雑な音楽にも対応可能なのです。
また一番下の音と一番上の音ではかなり音色差があり下の方はポーンと深いオルゴールのような低音感があり高音部はカリカリ、コリコリとした独特の土の香りがします。
実際、カリンバはオルゴールの起源とも言われているそうです。

。。。と思いオルゴール的な作品も作ってみました。
beginning of dream(夢のはじまり)

その他にも環境音でユニークなリズムを構成した
deep inside(心の奥底で)
ヒーリング系のドローンアンビエント作品
light and water(光と水)
にも使用しています。

いかがでしょうか?
作品で使うごとにカリンバの魅力や可能性に魅せられています。
今後も新たな使用方法を考えて行きたいと思っています。